指圧十人十色

指圧師が書くブログです

指圧練習台を使った肩甲下部の圧し方について

この数年、ユーチューブで「基本指圧練習会」で

 

撮影した動画を公開して来ましたが

 

今夏はコロナ感染や膝の痛み等もあって動画撮影を休止しておりました

 

この10月から徐々に再開することを決め

 

まずは、自主練習として毎日行っている

 

指圧練習台を使った肩甲下部の圧し方の撮影をしてみました

 


www.youtube.com

 

安い自撮り棒を購入し試行錯誤しつつ撮影したので

 

多少お見苦しい点もあると思いますがご容赦下さい…(汗)

 

余談ですが、何より驚いたのは動画を見返すと

 

「このおじいちゃんは誰?」と思いましたが

 

自分だったのには愕然としました(笑)

 

 

 

さて、肩甲下部の練習でいつも気を付けている点は

 

 

そっと拇指を置いてその腕は肩から垂直

 

後方の下肢の膝の着く位置は腕の垂直が保持できる位置

 

(膝と拇指の間隔は、”遠すぎず近すぎず”で調整する)

 

同時に後方の下肢の大腿部も地面に対して垂直

 

(大腿骨頭が寛骨に力まず嵌った感覚で

 

大腿四頭筋といった筋肉より骨を意識すると垂直は保ちやすい)

 

前方に出した足は足裏が自然に力の抜けた所に置く

 

圧す時は、腰の動きから肩(←肩も緊張せずに)~腕~拇指へ

 

力が伝わるイメージで移動する

 

動いていって、腕は垂直になったら

 

それ以上は圧さない(前にのめり込むのは押し込める”力押し”なので)

 

以上を繰り返して練習しています

 

もちろん日によって身体の感覚や体調の変化もありますし

 

「上手く圧せた!」と思った翌日が

 

ダメダメだったりと波もあります

 

ただ、その日が「ダメ」でもその感覚があくまでも大事なので

 

次の練習にはそれを活かして

 

何が「ダメ」だったのか?を補正修正していくようにしています

 

「圧せてない」という感覚は

 

「圧せた!」という感覚を

 

判断する材料にもなります

 

あまり細かくフォームに拘らず(←身体の緊張にもつながるので)

 

淡々と毎日やっています

 

(それによって「圧せた!」という感覚を脳に貯蓄してゆくイメージです)

 

そのうえで、もし疑問点があれば「基本指圧練習会」で質問したり

 

フォームを見てもらったりしております

 

 

 

なお、動画では練習中に前に出した足の位置や

 

後方の大腿部~膝の位置を何度も細かく変えています

 

少しでも違和感や「この位置だと圧すのは無理だな」という感覚があれば

 

少しづつ楽な位置を探して

 

また腰から拇指へ楽に素直に力が伝わる姿勢を

 

探ってゆく感じです

 

腰~拇指への移動が小さく映っていますが

 

大きく動いてグイグイと「力押し」しなくても十分に圧は深く入る

 

(この動画を含め、今の私の実力では不完全ではありますが・汗)

 

という事を目指して練習中という事をご理解頂ければ幸いです

 

 

ちなみに指圧練習台は手作りです

 

材木で木箱を作り

 

少し硬質なウレタン(スポンジでは柔らかすぎて適さないです)を

 

貼り付けて人間の伏臥位の胴体を模して作ってあります

 

ホームセンターで売っている木箱や低い踏み台に

 

ウレタンを貼れば誰でも簡単に作れます

 

その場で感想も言ってくれる人間を圧して練習するのが一番ですが

 

指圧練習台はいつでも練習出来て便利なので

 

1台作っておくのをお勧めします