指圧十人十色

指圧師が書くブログです

指圧をご希望の方と面談しました

長年、介護福祉士を勤めている友人から

 

「もしよければマッサージを受けてみたい」という

 

訪問先の利用者さんがいるとの事で

 

まずは症状など聞かせてもらえればとお宅まで面談に行ってきました

 

(※以下の個人情報は守秘義務などありますので簡略化して書きます)

 

90代で片側の下肢が生まれつきご自由ですが

 

独居生活をされていました

 

これまで特に大きい病気や手術などはされておらず

 

慢性疾患もないとの事

 

ここ最近、急に頭から肩にかけて痛みが出ているそうで

 

かかりつけのお医者さんに相談しても

 

湿布をくれるだけで

 

どうしても痛みが気になるときは

 

自分でその部位を揉んでいるとそのうち気にならなくなるとの事

 

私と会話していても耳もしっかり聴こえて

 

頭もクリアで、人とのお喋りも大好きだそうです

 

 

一通り、お話を聞いてからお身体を拝見しました

 

円背気味で寝る時も仰臥位は無理なので

 

下肢の健側を下にして側臥位で眠っているとの事

 

主訴の頭から側頸部は坐位にて軽く圧してみましたが

 

特に硬いコリやハリもみられませんでした

 

仰臥位が無理なら左右側臥位で全身指圧をして

 

身体を緩めるのが得策かも…

 

最後に坐位でまとめると1時間以上はかかるかな~?と

 

頭の中で施術プランを練ってみました

 

 

 

ここまでで面談時間も1時間以上経過したので

 

「もしマッサージがご希望であればご連絡お待ちしております」と

 

(こちらも基本的に”ご縁があれば”というスタンスなので)

 

名刺をお渡して辞去しました

 

 

思い返してみると

 

痛み自体よりかかりつけのお医者さんとコミュニケーションで

 

不安が根っこにあるのかな?と感じました

 

医師も超多忙の中で一人の患者さんにだけ

 

診察時間が長引くのは避けたいのは理解できます

 

その隙間を埋めるのが我々、指圧師や介護業界の方々なのだと思います

 

なので、下肢の健側も長年の負担がかかって

 

お疲れが上半身(円背もあるので)にまで及んだのではないでしょうか?と

 

私なりに(ザックリとですが)お伝えしたらちょっと安心されたようです

 

 

 

コロナ禍でずっと無かった指圧をご希望の方との面談が

 

久しぶりに体験できて脳みそがフル回転して緊張しましたが(汗)

 

こうした機会を新たに作ってくれた友人に改めて感謝しています!

 

 

コロナ禍の世の中もゆっくりと次のステージに動き出しているようなので

 

お仕事の依頼も再び増えてくることを期待してます